院長あいさつ
長島病院に勤務して3年が過ぎましたが、この度、三代目院長に就任することになりました。
いささか高齢ではありますが、皆様と一緒にこの病院をさらに盛り上げていこうと思っています。
長島病院は1970年から50年の歴史を瀬戸町に刻んできました。
この間に社会情勢は大きく変わり、核家族化や高齢化が急速に進んでいます。
多くの家族で息子や娘は都会に移り、地域や家庭の介護力は低下しています。
介護保険制度の導入により、多くの介護施設が作られ、その介護力の低下を下支えしてきました。
しかし、施設には多くの制約が課され、収容人数を増やしたり、介護士を十分に配置したりすることができていないのが実情です。
当院では急性期病院と施設との懸け橋の役目を担うとともに、施設で介護できないような患者さんを受け入れて、
手厚い看護を行っていきたいと思っています。
現在、新しい病棟を建設する話が進んでいます。
そこではデジタル化を進化させ、また、急性期医療も含めたより質の高い医療・看護ができるように工夫される予定です。
もちろん、慢性期医療が可能な療養型病棟も計画されており、周辺地域の施設との連携がさらに深化されると考えています。
長島病院では約120人の職員が働いています。
”with corona”の時代ですので、情報収集や検査体制の充実をはかり、
「報いられることを期待しない愛情と献身」の基本理念のもと、
職員の前向きな姿勢を引き出せるよう共に頑張っていきたいと思います。
2020年10月1日
長島病院 院長 津下 宏